リベレーションフェスタ2023
9月10日(日)京都市下京区の梅小路公園・野外ステージ中央広場で、リベレーションフェスタ2023が開催され32回目をかぞえました。
冒頭、仲村良昭実行委員長は、「21世紀は人権と環境の世紀と言われるなか、戦争や環境破壊、私たちの想像を超える自然災害など、フェスタスローガンである『人権・環境・平和』が切実に求められ、地球上に生きる全ての人々が手を携えなければならない。フェスタがそのきっかけになってほしい」と挨拶しました。
来賓からは、木下松二京都市協議長が、部落解放同盟京都市協議会は、差別のない「共生と協働の社会創造」をめざし、部落解放三大闘争を日常闘争に結合させた取り組みを進めている。インターネット上での差別動画への対応や、戸籍の不正請求等、それぞれの現場での真摯な対応と同時に、人権条例の制定が求められている。引き続き多様な人々が共に生きることのできる社会をつくっていきたいと挨拶しました。また京都府連からは平井としき書記長が、それぞれの地協での取り組みに協力をしていきたい。引き続き人権文化の息づくまちづくりを積極的に取り組むとのお言葉。また、京都市山本ひとみ文化市民局長から、どんな属性・特性の人も、誰もが自分らしく生きられる多様性社会を創るためのきっかけとなってほしいと挨拶をいただきました。
ステージ部門では、吉祥院子ども六斎、久世和太鼓「白虎」が伝統の芸能を引き継いで、熱演を繰り広げ、FDFダンスチームは、子どもたちが元気いっぱいに踊り、盛り上げてくれました。
ステージ部門の取りは、MMM‐Mama’s Moment Musical(エム・エム・エム ママーズモーメント ミュージカル)の皆さんによるライブでした。少し雨が降り始め心配しましたが、あまり雨に打たれることなく、天気は直ぐに快晴になり、私たちに味方をしてくれたように思いました。バイオリン、ピアノ、カヤグム(韓国・朝鮮の琴)などの楽器を演奏してくださり、ジブリメドレーでは子どもたちが口ずさむ場面も見られ素敵な歌声と楽器の音色を聴きながらライブを楽しんでいました。
人権啓発コーナーでは、LGBT等の性的少数者の方々を含めた全ての人々の人権が尊重され,誰もが安心して生活し、活躍できる「人権文化の息づくまち・京都」の実に向けて、人権教育・啓発等のパネル展示をおこないました。
また、『京都をもっとカラフルに』をテーマに、可視化・共存・発信の3つを軸にしながら、一人ひとり生き生き活躍できる社会、ありのままで過ごせる社会づくりを目指し、京都で活動されている「カラフル」さんからも啓発パネルのご協力もいただきました。
京都市環境政策局のテントでは、大型ごみの申し込み方法が変わるお知らせや、モニターを使用した啓発、分別をわかりやすくゲームを通して伝えるコーナーを設置。また水道局はミストによる涼しさを会場に送りながら、水の大切さを伝えていました。野菜販売コーナーでは新鮮な野菜が並びました。また、実行委員によるそばめし、フランクフルト、かき氷、ジュース等の定番模擬店も暑さの中盛況で、市協女性部は枝豆を担当しながら、来場者と交流を深めていました。
閉会式では、中川純フェスタ担当が、「今年も短縮時間での開催となったが、リベレーションフェスタにかかわる全ての関係団体、多くの共闘する仲間のおかげで、無事に終えることができた。来年のフェスタに向け既にスタートしている。しっかりと準備していきたい。」と挨拶し、次回への抱負を全員で共有しつつフェスタ2023は終了しました
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