第67回 府連大会 開催
部落差別解消にむけた条例制定を〜
〜先人たちの運動を次の世代につなぐ〜
部落解放同盟京都府連合会が第67回定期大会を7月18日に京都府部落解放センターで開催しました。4月におこなう予定が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていたものです。役員選挙もおこなわれ、西島藤彦委員長をはじめ、第67、68期の役員が決まりました。
西島委員長が「法務省が部落実態調査を発表した。結果は厳しい。約3割の人が、部落差別は存在すると認識している。地方自治体にも部落差別解消にむけた条例制定など、実効性のある取り組みが求められている。また、コロナ禍で部落は苦しい状況だ。京都府の西脇隆俊知事にも直接、命と生活を守る取り組みを要請した」とあいさつしました。
続いて役員選挙がおこなれ、その後、平井斉己書記長が2019年度の活動報告、2020年度の運動方針を提案しました。
全体討論では、男女共同参画や水平社100年に向けた取り組みへの要望等が代議員から出され、闘争資金も含めた組織強化と運動の継続についての指摘もなされました。
役員選挙の結果発表により、全ての執行委員会構成役員・組織規律委委員長が承認されました。再選の西島委員長は「差別をうけた弱者が泣き寝入りしないよう、人権委員会の必要性を粘り強く要請していく。全国水平社創立100年はこの体制で迎える。先人たちの運動を、次の世代につなぐため、前を向き、先頭に立ってたたかう」と決意を新たにしました。
大会宣言とスローガン、方針の採択の後、國府英雄副委員長の団結三唱で大会を終えました。
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