養正市営住宅13棟で

壁画ワークショップの開催

 

 

1981年に竣工された養正市営住宅の13棟は、この4月から、新棟建て替えのために解体工事が始まっています。この住宅のピロティには、「なかま」と「きぼう」という2点のタイル張り壁画がありますが、これは1980年に養正小学校に通う児童が原画を描いたものです。

解体工事にともないその壁画も一緒に取り壊されてしまいます。しかし、「まちの記憶」はぜひ残したいということで、養正学区まちづくり協議会設立準備会の提案により414日、ワークショップが開催されました。アーテイストの山本麻紀子さんが作品づくりを企画し、当日は養正児童館に通う子どもたちが壁画に描かれているモチーフをスケッチし、壁画の中から気になった魚や建物の絵を描いたり、住宅内に設置された遊具などの絵を描き、なくなってしまう住宅内の景色をそれぞれに残してくれました。

ワークショップを見学していた地元住民は「なんとか壁画自体を残してほしいと思っていたが、予算や場所の問題で難しいとのことで残念である。作品作りを通して地域の歴史を遺す取り組みになればうれしい」と話しました。また、13棟に住んでいた別の住民は「孫が魚の描かれた壁画が好きで、閉鎖される前に一緒に記念写真を撮った。スケッチに参加した子どもたちにとっても、思い出に残ったらいい」と感慨深げに話していました。

 作品は、地元のデイケアサービス利用者と共に、それぞれのスケッチを大きなひとつの布に貼り付けて完成させていきます。完成した作品は今年、914日に養正児童公園で開催される「かもがわデルタフェスティバル」でお披露目される予定です。