部落解放同盟改進支部第54回定期大会
2025年6月26日、伏見いきいき市民活動センターにおいて、部落解放同盟改進支部第54回定期大会(以下、「定期大会」という)が開催されました。
定期大会では、はじめに松田敏明支部長から、「狭山闘争においては、妻の早智子さんが第四次再審請求をする中で、狭山事件が部落差別に基づく冤罪事件であることを再認識して、さらなる闘いを構築していく必要があります。また、インターネットを活用した差別や人権侵害が氾濫し、その対応が遅々として進んでいません。そういった情勢の中で、私たちは、部落完全解放に向けて、地域に根差した活動を積み重ねていき、粘り強い闘いを展開していかなければなりません。そして、今夏に行われる参議院選挙に勝利していきましょう」という支部代表あいさつが述べられました。
来賓あいさつにおいては、部落解放同盟京都市協議会の木下松二議長から、「今なお部落差別が現存していることをふまえ、部落差別をなくすための具体的な内容を提起し、部落解放運動を前進させていかなければなりません」というあいさつがされました。
次に、立憲民主党の増田だいすけ府会議員、京都市を代表して伏見区役所の中川慶太副区長、元市会議員の安井勉さんからあいさつを受けました。
続いて、祝電披露と大会成立の報告がされた後、山田康夫書記長から、昨年1年間の活動報告及び2025年度運動方針(案)が一括提案されて、採択されました。そして、部落差別をはじめとするあらゆる差別の解消と、一人ひとりの人権が尊重される社会の実現に向けて、本大会で確立した運動方針の下、全力で闘い抜くことが確認されました。
最後に、部落完全解放を展望しうる闘いの構築をめざした、岡田一志特別執行委員の団結ガンバローで定期大会を終えていきました。
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