新体制となり
2023年 市協荊冠旗びらき 開催
2023年1月19日、部落解放同盟京都市協議会荊冠旗びらきが、京都ブライトンホテルで開催され82名が参加しました。
古谷宏事務局長の司会により開会し「コロナ感染予防に留意しつつご参加を」と挨拶しました。はじめに主催者挨拶として木下松二議長が、「昨年、全国水平社100年を迎えたが、まだまだ厳しい差別の現実がある。人権条例実現のためにも4月の統一地方選挙に、平井としき府連書記長をはじめ、私たちが推薦する候補者に当選していただくことが重要だ。市協の議長に就任して半年が経過した。正直、議長の役職を受ける時には経験や、年齢など悩むところもあったが、今の自分があるのは、この解放運動のおかげであり、この運動によって世の中のことを考えるようになった。後に続く後輩たちが、自信を持って、自分の人生をしっかり歩んでほしいと思い、議長の職を受けた。今後は市協3部会の課題を整理することからはじめ、この1年皆さんのご支援のもと精いっぱい取り組みたい」と挨拶しました。
続いて来賓として、平井斉己府連書記長から「水平社100年の記念事業では映画『破戒』の上映運動があった。かつて、私たちが青年部のときには、主人公丑松は、差別から逃げてアメリカへ渡航したということで、丑松になるな、差別に打ち勝つ青年になれと言われたが、今回のストーリーは、自ら出自をあかし、東京へいくことで未来につなげるということで、非常に大きな力を得る映画となった。皆さんの協力に感謝申し上げる。また、昨年の参議院選挙の取り組みでは、大変厳しい状況のなか、福山哲郎さんの勝利、全国比例では鬼木誠さんのダブル当選をさせていただき、感謝する。統一地方選挙でも差別を許さない立場、人権を大切に取り組む候補者へ、大きなご支援をいただきたい」と述べました。
自治労京都市職員労働組合から、森本尚秀執行委員長、部落解放・人権政策確立要求京都市実行委員会より吹田良忠会長から、それぞれご挨拶いただきました。遅れて駆け付けた吉田良比呂副市長からも、最後にご挨拶をいただき「崇仁地域には4月に銅駝美術工芸高校が移転し、10月には京都市立芸術大学も移転する。文化芸術の力で包摂力ある、多様性と人権文化が息づくまちづくりに取り組んでいきたい」と述べました。
村井孝次副議長の音頭で乾杯があり、懇談中に、先ほどからの挨拶でもふれられた、4月の統一地方選挙に立候補する方々が登壇しました。立憲民主党からは、現職、新人の8名。公明党から現職新人あわせて3名が決意表明をおこないました。
たけなわの宴席ではありましたが、閉会挨拶の時間となりました。村上光幸市協副議長は、「水平社創立100年をむかえて、あらたな部落解放運動の展望を切り開くことの確認ができた。狭山再審闘争は最大の山場を迎えている。統一地方選挙の勝利のため市内11支部が団結し、結集をして闘っていくことを誓い閉会の挨拶とする」と述べました。団結三唱は西村一孔副議長の音頭により、全員力強く唱和し、2023年京都市協荊冠旗びらきを終了しました。
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