2015年 部落解放同盟京都市協
各支部支部長新年挨拶
千本支部 支部長 谷口 英雄
あけましておめでとうございます。 昨年は、19年ぶりに京都市内で行われた部落解放研究会全国集会をはじめ「戸籍不正取得問題」「同和奨学金問題」など私たちに関わってくるさまざま問題の解決に取り組んできました。 また、千本支部では、「ストック活用計画」が動き始めています。支部員が減少している厳しい状況の中、「じうん」や「くらしネット21」とともに協議しながら新しい千本のまちづくりを進めていきたい。また、今春行われる統一地方選挙での平井としき府連書記長の再選を目標に市内の兄弟姉妹の皆と固く連帯して奮闘していきます。
田中支部 支部長 梅井義行
新年明けましておめでとうございます。 仲間の皆さんに年頭のご挨拶を申し上げます。 昨年の暮れに「大義のない解散」総選挙が強行されたことにより、第3 次安倍政権が誕生しました。 安倍政権は国民の多くの反対を無視し「知る権利」侵害への危惧を残したまま強権的に「特定秘密保護法」を成立させました。また、集団的自衛権行使を認める憲法解釈変更の閣議決定に踏み切り、いよいよ軍事大国化路線を歩み戦争への道にすすんでいます。さらに経済政策も好転せず、雇用を中心とした社会情勢は厳しくなる一方で、貧困格差が拡大しています。 このように、社会不安が広がるほど差別や排外主義を煽るものが台頭し、部落差別をはじめとするさまざまな差別が強化されます。 厳しさの極限に達している今こそ、田中水平社創立93年という歴史と伝統を胸に刻み、志のあるものが団結して、地元に信頼される運動を展開していく決意であります。
錦林支部 支部長 森下信一
新年あけましておめでとうございます。 昨年は、安倍首相が唐突に衆議院の解散を行い、選挙では自民党が圧勝し、日本社会を貧富の格差拡大の方向に進めようとしています。そのような中、わたしたち錦林支部は支部員が中心となり「錦林総合まちづくり協議会」を立ち上げ、地域に根ざした活動を推し進めています。 今年は、統一地方自治体選挙があり、わたしたちが推薦する候補者の必勝に向け、格差のない社会を実現するために取り組みを行い、地域では、まちづくり協議会を邁進してまいります。
東三条支部 支部長 木下松二
新年あけましておめでとうございます。 昨年は、第48回部落解放研究全国集会のフィールドワークに協力することができたことに、支部員一同心より感謝しております。あわせて、東三条の歴史を学ぶために「辻ミチ子『京あまべの歴史』を語る」冊子を完成し、地区史研究の第一歩を踏み出すことができました。今後も支部の中心的な活動として、今後の解放運動に役立てようと思います。 さて、昨年の国会では、武器製造販売や秘密保護法・集団的自衛権容認など、戦争にむけた準備をすすめる法案が次々と決議され、いよいよ戦争への足音が現実のものとして聞こえてきました。私たちは、あらゆる差別を無くし!すべての人々の幸せを願い!戦争こそ最大の人権侵害である!と戦争に反対してきました。 最後になりますが、みなさまのますますのご発展とご健勝を祈念しますとともに民主社会の実現にむけて更なる飛躍のとしとなるよう努力してまいります。
西三条支部 支部長 松下 博之
新年明けましておめでとうございます。 日頃は、私たちが進めている福祉で人権のまちづくり運動に深い御理解と御協力をいただき、誠にありがとうございます。 さて、昨年末、突然の解散=総選挙では、自民党・公明党の連立与党が三分の二以上の議席を獲得して大勝しました。私たちと連携してきた民主党は微増したものの、大きく議席を回復するまでにはいたりませんでした。なかでも、京都一区で候補者の擁立を見送ったことは、私たちにとって大変悔しい思いでありました。しかし、年明け早々から春の統一地方選が予定されており、体制の構築を進めなければなりません。特に、わが同盟は府議会議員の平井斉巳府連書記長の再選を勝ち取らなければなりません。 他方、福祉で人権のまちづくり運動の一環として、現在、ひとり親家庭の子ども居場所づくり事業を、校区内外の子どもたちと学生ボランティア、地域ボランティア、中京いきいき市民活動センターと協働して取り組んでいます。そして「あかしやふれあいネットワーク」で取り組んでいる高齢者等の安否確認や高齢者実態調査などを全市に向けて発信し、福祉で人権のまちづくり運動を、さらに力強く進めていく決意であります。
吉祥院支部 支部長 關 正雄
新年あけましておめでとうございます。吉祥院支部では,「教育保育,人権啓発,まちづくり」を地区における中心課題と位置付け,各対策部を中心にその解決に向けた事業を取り組んでいるところです。来年度も引き続き,NPO法人ふれあい吉祥院ネットワークが,吉祥院いきいき市民活動センターの指定管理者となることができました。人権啓発事業やイベント等を実施し,地域住民による,人権を尊重する「吉祥院のまちづくり」を目指した取り組みを行って参ります。
久世支部 支部長 丸山 勝
新年明けましておめでとうございます。 昨年12月の突然の衆議院解散総選挙で自民党が圧勝しましたが、長年、私たちが求め続けている人権侵害救済法の制定に向け足元の活動を強化しなければなりません。そのためにも、本年4月に予定されている統一地方選挙において、平井府連書記長の再選は勿論のこと、私たちと意思を同じくする候補者全員の当選を勝ち取りましょう。 京都市協においては「戸籍等の不正取得に対する事前登録型本人通知制度の充実」「差別事象に対するガイドラインの改正」「広義の住宅ストック活用計画の推進」「京都市における障害者差別解消法の運用」をはじめ多くの課題がありますが、それぞれの課題が進展するよう積極的に部会に参加し、取り組みを進めます。 また、私たち久世支部は、かつての劣悪な住環境が久世桂川・新川環境整備事業によって解消できたこと、さらには「住環境の改善なくして差別意識の解消はない」との私たちの思いを次の世代へ継承していくために、引き続き河川美化活動や人権啓発事業を進めてまいります。
清井町支部 支部長 藤木 輝幸
新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。 ここ数年、差別は目に見えるものから、見えにくい物になっていたのですが、「在特会」と称するもの達の在日へむけた「ヘイトスピーチ」がデモ行進となり、悪意に満ちた酷い差別が街中で広がっている現状にあります。この問題については在日だけの問題とせず、この様な行為がまかり通る社会を許さないという立場から広く市民に呼びかけ共に取り組まなければならないと思います。この様な状況だからこそ各支部が団結し、京都市協の旗の下、活動を進めて行く事に微力ではありますが共に闘うことを決意し、挨拶とさせて頂きます。
部落解放同盟改進支部支部長 松田 敏明
2015年の年頭にあたり、改進支部を代表してご挨拶と新年に向けての抱負を申し上げます。 昨年末のいわゆる「アベノミクス解散」では自民党が圧勝しました。この二年間に安倍政権が進めてきたことは、強権的な姿勢で戦争のできる国づくりを大きく前進させ、さらには、大企業だけが潤う経済政策と、社会的弱者層の切り捨てに拍車をかけたことです。そして、このような社会情勢に比例して、部落差別をはじめ、人権が踏みにじられる事件が多発しています。 選挙結果をふまえれば、昨年7月1日の「集団的自衛権行使容認」の解釈改憲にみられるように、与党の絶対的多数を背景にした強引な政治手法は一層強まると予測されます。このような状況に立ち向かい、ストップをかけていく使命が部落解放同盟にはあります。闘いはいばらの道が続きますが、総力を結集して解放運動を構築し、部落解放の展望を切り拓いて、「人権と環境の世紀」の名にふさわしい社会を実現していきましょう。
|