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辰巳支部 結成50周年記念集会
辰巳支部結成50周年記念集会が11月15日、京都市醍醐交流会館でおこなわれ、84人が参加しました。
神原弘明支部長が主催者あいさつ。結成50周年記念誌を編纂した神原さんは「140人以上いた支部員は、同和行政の終結や京都市職員不祥事などで減少しました。ですが、生活水準の向上など支部が果たした役割は大きい」とし、解放への願いを受け継ぐ決意をのべました。
来賓から、京都府連の平井斉己委員長があいさつ。さまざまな歴史を乗り越え結成50年を迎えたことに深甚の思いをのべました。ほか、衆議院の泉健太議員や参議院の福山哲郎副議長、京都府議会の増田大輔府議と京都市会の平田圭市議らも駆けつけました。
記念誌を中村詠吉書記長が解説。地域のあゆみを江戸時代から遡りました。明治期に部落民自ら設立した夜学校など、歴史的背景から支部の成り立ち、数々の差別事件や運動の現在までを紐解きました。なお、記念冊子は2000円で購入できます。詳しくは解放同盟京都府連まで。
記念講演は「地域史から考える人権課題」と題して元奈良大学教諭の井岡康時さん。日本社会では自治・自律の意識が民衆に根づいていることを紹介し、地域のなかでの対話や協働する活動が差別意識解消のヒントに繋がると思いをのべました。
閉会あいさつは村井孝次副支部長がおこないました。
その後、辰巳支部第42回定期大会もおこなわれました。活動報告、会計決算報告、運動方針提案などがあり、すべて承認されました。新しく村井一成支部長が就任。「支部員が集えば力になる」と団結を呼びかけました。
新役員
支部長 村井一成
副支部長 中村 功
村井孝次
丸本早苗
書記長 中村詠吉
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