『京都レインボーフェスティバルin久世2013』開催
10月20日(日)、南区の久世ニューリバー公園を会場に『京都レインボーフェスティバルin久世2013』が開催されました。この催しは、同フェスティバル実行委員会が主催し、1984年(昭和59年)から始めた『久世夏祭り』を原点としていて、第一回夏祭りから数えると、今回で30回目の開催となります。 当日は雨天の中、プログラムの一部を変更し開催することとなりました。 午前10時から、久世和太鼓倶楽部『白虎』のメンバーの子どもたちによる開会宣言で始まりました。開催セレモニーでは主催者と国土交通省淀川河川事務所長をはじめとする来賓の方々の挨拶のあと、久世における劣悪な河川環境の改善と差別の解消は不可分のものであるという意味を込めて「河川美化宣言」を行ない河川美化の取組の大切さを訴えました。会場の公園内にある7本の柱に6本のアーチを架けたモニュメントには、久世七ヵ町はひとつであること表しているとのアピールを行いました。 会場内の啓発コーナーでは劣悪な河川環境がどのように改善されたのかを分かりやすく伝えるために「久世の新川・桂川の移りかわり」のパネル展示を行いました。また、南部まち美化事務所の協力により行った資源物臨時回収では、相当数の資源物の回収ができました。地元野菜の即売、模擬店も出店しました。 屋外特設ステージでは、大道芸のあと地元歌手の歌謡ショーを行い、ステージの最後は毎年恒例となった、久世文化振興会和太鼓倶楽部「白虎」による和太鼓演奏と踊りで締めくくりました。
雨の影響により今回は例年に比べ参加者は少なくなってしまいましたが、桂川・新川環境整備事業により作られたニューリバー公園において、このレインボーフェスティバルを開催することは、河川敷の劣悪な住環境の下に住まざるを得なかった人たちの差別からの解放と人権の尊さを訴えるための極めて大きな機会になっています。 今後とも、「レインボーフェスティバル」が世代、性別、町内外を超え多くの方が集い語り合える場とし、その中であらゆる立場の人々が互いに理解し認め合える「虹の架け橋」(=レインボー)となることを願っています。
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