リベレーションフェスタ2015

 

人権と環境 そして平和を祈りつつ開催!

 

 

  

 

 

927()、梅小路公園で開催されたリベレーションフェスタ2015は、「人権と環境の世紀」をメインテーマとし、今年も晴天にめぐまれ26回目を数えました。

消防音楽隊のパレードとファンファーレで幕をあけたオープニングセレモニーでは、村上光幸実行委員長が「敗戦から70年という節目の年に開催されるフェスタ。リベレーション=解放とは、一人一人の輝きが認められる社会への希求であり、そのことが平和な社会へつながっていくと確信している」と挨拶しました。また、来賓として宮崎茂部落解放同盟京都市協議長、野口峯吉京都府連副委員長、寺井正京都市文化市民局長がそれぞれ祝辞を述べました。最後に京都市地域女性連合会より本政八重子常任委員が会長からのメッセージ代読を行い、司会者からは泉ケンタ衆議院議員からの連帯のメッセージが読み上げられました。

正午からは、順次ステージでの演目が披露され、恒例の京都市地域女性連合会による民踊にはじまり、日本と韓国・朝鮮・東アジアをつなぐ融合芸能を「遊合芸能」と称し披露したチングドゥルの力強い演奏と舞踏には、多くの観客が感嘆の声をあげていました。久世和太鼓「白虎」も日頃の練習の成果を披露し、子どもたちのダンスチームは北いきいき市民活動センターを拠点として活動するFDFと、中京いきいき市民活動センターを拠点とするYURIKAクラスキッズダンスの2組が登場してくれました。「五つの赤い風船」でも活躍された長野たかしさんは、パートナーの森川あやこさんとお二人で、平和への願いを込めたフォークソングを披露しました。

 

 

 

 

 

模擬店では、市協女性部による牛串カツをはじめ、定番のそばめし、かき氷など盛況で、聴覚言語障害センターからは、牛肉どんぶりの出店もありました。ゲームコーナーには、今年はじめて、フワフワゴリラが登場し、たくさんの子どもたちの人気を博していました。また、水平社創立宣言の世界記憶遺産登録をめざす関連資料の人権パネル展や、環境政策局コーナー、水道局のミスト、女性のためのカラーセラピーコーナー、解放共闘の協力による石けん販売等がおこなわれ、ステージの演目の合間には、それぞれのコーナーからのアピールをしてもらいました。

会場内に設置されたパラソルのもとでは、旧交を温め合う人々や、新たな出会いに「来年また!」という約束を交わす人々がありました。各界各層の多くの人々の協力で、何気なく楽しみながら、市民に「人権・環境・平和」について感じてもらえる一日となりました。