第29回めのリベレーションフェスタ開催

 

 〜人権・平和・環境の世紀を願い〜

 

 

 

  

 916日(日)、第29回目を迎えるリベレーションフェスタ2018が、京都市下京区の梅小路公園で開催され、延べ1,000人が参加しました。京都市消防音楽隊の立奏とファンファーレで開催宣言が発せられ、村上光行実行委員長が「リベレーションは人間解放を意味する。誰もが等しく生きられる社会をめざす決意」と主催者あいさつをおこないました。来賓からは、部落解放同盟京都市協議会より宮崎茂議長、京都府連より平井斉己書記長、京都市文化市民局より吉田良比呂局長、京都市地域女性連合会より佐伯久子会長が、それぞれに交流と連帯の大切さを祝辞として述べると同時に、今年は特に大阪北部地震、西日本豪雨、台風被害等様々な自然災害に見舞われたことで、人権と環境そして平和をテーマとして掲げてきたフェスタの意義が強調されました。

ステージでは、地域女性連合会民踊サークル、久世和太鼓「白虎」や吉祥院子ども六斎、FDFダンスチームのメンバーが、日頃の練習の成果を発表し、また、NPO「若者と家族のライフプランを考える会」よりLPW『音楽部』のメンバーのバンド演奏、最後にシンガーの川口真由美さんが、沖縄の基地問題をはじめ、理不尽に抑圧されている仲間たちを優しく力強く励ます歌を力強く熱唱しました。

恒例の模擬店も今年は例年以上に盛況で、そばめし、牛串カツ、かき氷等は3時間ほどで完売となりました。環境問題を考えるためのブースでは、今年も京都市環境政策局が、子どもたちにもわかりやすく伝えられるゲーム、缶バッチなどのコーナーを設置。また京都市水道局のミスト協力で参加者の涼を取りました。人権啓発コーナーでは、LGBTQをテーマとしたパネルと、世界人権宣言70年をイメージしたパネル展示、また、女性のためのカラーセラピーでは日頃ストレスをためやすい女性が癒される塗り絵や、紛争の只中に摘み取られたパレスチナのオリーブオイル販売がされました。合間に参加団体のアピールもおこなわれなど、参加者は、それぞれに楽しみながら人権を考える一日となりました。