吉祥院支部第44回定期大会 開催 

 

 2023年7月5日(水)、午後7時より部落解放同盟京都府連合会吉祥院支部第44回定期大会を吉祥院いきいき市民活動センターにて、22人の支部員・ご来賓の参加のもと開催しました。

開会にあたり、主催者を代表して、藤本副支部長から「新型コロナウイルスが5月8日から5類に指定されたことで、様々な取組がコロナ前の状況に戻りつつある。今大会も4年ぶりにご来賓の方々にご出席いただき開催することができた。この間、支部活動の停滞もあったが、今後は以前のように活動を一つずつ行っていきたい。吉祥院支部は、11支部の中でも小さい支部であるが、NPO法人ふれあい吉祥院ネットワークとともに地域の人権の取組に力を入れてきたが、この大会を契機に改めて解放運動を一人一人が見つめ直していきたい。」と述べました。

 続いて、ご来賓の方々(部落解放同盟京都市協議会木下松二議長、部落解放同盟京都府連井斉己書記長、NPO法人ふれあい吉祥院ネットワーク野村良博理事長、南区役所瀬野伸輔副区長、小鍛冶義弘府議会議員、中村まり公明党京都市会議員、地域支援団体バンブーヒップ和久望代表)から挨拶を頂きました。

その中で、部落解放同盟京都市協議会の木下議長からは「部落の実態は、格差や貧困が拡大し、高齢化、孤立化、人口減少に加え、様々な問題が山積している。部落差別をなくせるかどうかは、私たち自身の行動にかかっている。私たちの組織も同盟員の減少や高齢化が進み、将来に対して明るい希望が持てない状況にある。京都市協議会としては、3部会を中心に研修や活動を通じて部落差別に対抗できる体制づくりにつなげていきたい。部落出身であることを名乗っても仲間外れにされない、そんな社会の実現のため共に闘おう」と激励の挨拶を頂きました。

議事に入り、2022年度一般活動報告、2023年度運動方針(案)、2022年度会計決算報告及び2023年度会計予算(案)の提案があり、採択されました。

 次に、役員選考委員会からの提案があり、採択されました。新役員は以下の通りです。

  支部長    吉田 渉

  副支部長   木村俊典,藤本武史

  書記長    松田誠二

  書記次長   山中武志,木村宜史

  会計     足垣 寛

組織委員長  關 正雄

  特別執行委員 山中兼一,廣瀬光太郎、西村一孔

  会計監査   山中兼一

  顧問     木村誠一

 

 新役員を代表して、吉田支部長から「今後の支部活動を取り組む中で、お互いに助け合う支部になっていきたい。コロナが明けて取組も再開し、元通りに戻る。戻らないのは、私たちの年齢である。年をとり、つらいとは思うが、できることはある。みんながフォローし合い、吉祥院支部を盛り上げていきたい。」と述べました。 

その後、部落解放三大闘争に勝利するための決議(案)、大会スローガン、大会宣言(案)が提案、承認されました。

最後に、松田書記長の団結ガンバローで定期大会を終えました。