住宅再生事業説明会

壬生(西三条地区)で開催

 

 7月1日(水)、中京いきいき市民活動センターで西三条地区の市営住宅再生事業説明会が3回に分けて開催されました。京都市都市計画局すまいまちづくり課と委託業者が説明にあたり、地域住民の方たちが延べ人数にして53人参加しました。

 説明では「老朽化した改良住宅の管理戸数202戸の内、現居住世帯約100戸分の建て替えを進めていく。夏頃に仮移転をお願いする当該世帯に意向確認し、年明け早々にも仮移転を完了させ、新年度の早い時期に解体工事と実施設計に取り組みたい」とあり、余剰地については「まちづくり協議会などの意見も踏まえて、文教ゾーン、にぎわいゾーンなどの具体化を進めていきたい」と説明されました。

 しかし、これまで7棟に分かれていた住宅を、新棟1棟にして100戸入る計画が示されたことから、「これでは、コミュニティを壊すことになる。日当たりや間取り、子育て世帯や単身者世帯のことも考えた住宅を建てて欲しい」等の住民意見が出ました。まちづくり協議会は、これまで事前協議してきた内容が反映されていない。行政が一方的に示すやり方では計画通り進まない。早急に信頼関係を再構築し、協議会と進めてきた案を再提案するよう強く迫りました。京都市は「本日の意見を踏まえて前向きに検討する」と答弁しました。

 しかし3日には、飛び地として右京区にある上花田地区住民の説明会が開かれ、元役員から、かつてのまちづくり協議会を解散させた行政への根深い不信感が表明される等、今後さらなる信頼構築の必要性が明るみになっています。

 京都市はワークショップ等を積み重ね、充分に住民の意向を汲み上げるべきでしょう。