2014年度田中支部定期総会 開催

 

 


 

2014619日、2014年度・田中支部定期総会が左京西部いきいき市民活動センターで開催されました。

当日、京都市協から宮崎議長、菱田事務局長、京都府連から平井書記長をはじめ、京都市行政、政党関係の来賓が参加されました。

主催者を代表し梅井支部長から、「水平社創立の精神ならびに、運動の歴史と伝統を田中支部が受け継ぎ、未来に責任を担うことを自覚し、完全解放にむけ邁進していく。」と挨拶をされました。

 

2014年度・支部運動方針

@   土地差別調査や戸籍等の大量不正取得事件が発覚し、京都府連を中心に取り組みをすすめてきた。47都道府県の中で京都府26市町村全てが「事前登録型本人通知制度」が制度化し、市協の取組に呼応した京都市の姿勢と役割は大きなものであった。今後、8士業団体への啓発と登録者数の増加にむけ、市民への周知や申請手続きの簡素化などを提案し、真に実効性の高い制度設計にし、市民の個人情報が保護されるよう取組を強化していく。

A   狭山再審闘争では、事件発生から51年が経過し、最大の山場を迎えようとしている。2009年から開始されている3者協議により、開示証拠は325日付で136点になった。327日には同じく捜査の不正と証拠ねつ造により48年も死刑囚として拘束されていた袴田巌さんの再審が決定され釈放された。狭山事件についても全証拠の開示と事実調べ実現にむけて、さらに大きな世論をつくり、今年こそ、石川さんの見えない手錠をはずすべく、狭山再審闘争の勝利に向けて、全力で闘いをすすめる。

B   「人権福祉のまちづくり」の取り組みを強化し、超高齢化の現実を直視し、地域の高齢者が安心して暮らせるよう、運動が目に見えるプランを提示し、多くの人々との協働の作業でプランを実現に取り組む。また、障害のある人を同和地区内の施設に受け入れ、我々自身の意識変革と、我々の運動の質的転換を図っていく。

C   来年に行われる統一地方選挙で、平井斉己京都府連書記長の2期目の勝利 を勝ち取ることは必須であり、何としても京都府議会における解放の議席を死守しなければならない。「人権」「平和」「環境」を旗印とする部落解放同盟は、来る統一地方選挙において、支部の総力をあげて推薦する候補者の当選を勝ち取っていく。

D   今年1020日から22日にかけて、29年ぶりに、京都の地で、部落解放全国研究集会が開催され、全国から6000人仲間が集う。支部の兄弟姉妹、市協・府連や共闘などと連携をし、おもてなしが出来る体制をつくり、日頃の研究成果と京都を満喫していただく準備をしっかり取り組む。

 

部落解放運動の大きな前進へ「厳しい情勢を乗り越え、運動と組織の改革・強化にとりくみ、人権・平和・環境と社会連帯を基軸にした部落解放運動の闘いを大きく前進させるために共に闘う」ことを全員の採択で確認された。

役員は以下の通り。

 

支部長  梅井義行

副支部長 新田明

村岡勝治

     成田英和

     竹村昭彦

書記長  村上光幸