45回人権交流京都市研究集会 

今年も熱心な議論が交わされる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 222日、大谷大学で第45回人権交流京都市研究集会が開催され、述べ450人が参加しました。主催者を代表し、松田國広実行委員長が「1970年に始まった本集会。規模やあり方に変化はあるが『人権』『差別』は普遍的で根源的な問題」と挨拶。来賓挨拶では、野口峯吉府連副委員長が身元調査や過去帳開示問題等に触れ、部落問題は今も社会的課題であると述べました。また京都府から小林裕明府民生活部長が、京都市から平竹耕三文化市民局長がそれぞれ、知事と市長のメッセージを代読しました。

 基調提案と集会宣言が採択された後、全体集会記念講演では原発事故や中東の紛争地に対して幅広く取材し、活動する、ジャーナリストの志葉玲さんが「福島の今、日本の今、子どもたちに手渡せる未来」と題して講演を行いました。取り残される福島の人々の様子、紛争地での無差別攻撃やそれに荷担する自衛隊の現実など、生の写真をおりまぜた話から、大人として気づくべきことが提起されました。

 午後からの分科会は、第1分科会では映画『SAYAMA〜見えない手錠をはずすまで』が上映され、その後石川一雄さんご本人が狭山再審闘争への支援を訴えました。第2分科会は「ヘイトクライムと多文化共生」について3人の識者が議論。教育T、教育Uでは小、中の先生方が熱心に参加し、討論しました。第5分科会は若者が中心となるまちづくりの可能性について自由に討議されました。

 

詳しくは集会HPを参照のこと。

http://www.kyoken.jp/