部落解放・人権政策確立要求京都市実行委員会

                                       第27回大会を開催

 

 

 

2013129日(月)午後6時から、部落解放センターで「部落解放・人権政策確立要求京都市実行委員会第27回大会」が開催され、98名が参加しました。

部落解放京都地方共闘会議事務局長の岡本哲也さんの司会進行に始まり、議長団には京都市小学校同和教育研究会の林田清文会長、京都市立中学校教育研究会人権教育部澤田清人会長が選任され、議事が進行しました。

主催者を代表して、奥林暁会長が「昨年は、わたしたちの取組にもかかわらず具体的な成果を上げることができず、誠に残念でした。民族、宗教、出自、性、あらゆる違いを認め合い互いが互いを尊重しあう社会の実現が求められています。あらゆる命にとっての強い願いであり、人権政策確立要求の活動をより一層前進させる必要があります」と挨拶しました。続く来賓挨拶では、京都府実行委員会を代表して平井斉己事務局長が、「少なくとも世界的には差別を許さない法律が多くの国々で制定されている。日本では残念ながらわたしたちの運動が実を結んでいない現状があるが、差別自体を禁止する法律の制定を求めていきたい。来年1020日、21日、22日に6000人規模の部落解放全国研究集会が京都で開催される。成功のためにご協力をお願いしたい」と訴えました。続いて京都市を代表して平竹耕三文化市民局長が挨拶、また、民主都みらい京都市議団より青木よしか市会議員からは、会派から推薦をうけた法務省の人権擁護委員の立場も踏まえて連帯の挨拶をいただきました。さらに、公明党から大道義知京都府本部幹事長、青野仁志市会議員が出席され、大道議員より「本大会後の講演テーマである朝鮮学校は、私の選挙区である南区勧進橋にある。インターネットを通じて、地元を全く知らない遠方から訪れた人々が事件をおこした。一番の犠牲者は子どもたちである」と述べました。

活動報告、会計報告、基調提案が承認され、新役員体制案では、奥林曉真宗大谷派解放運動推進本部長が会長に再任しました。新役員挨拶で副会長に選出された宮崎茂市協議長が「戸籍の大量不正取得事件が発覚し、未だに他人の身元をさぐる人権侵害があとをたたないことが明らかになっている。私たちは、不正取得された被害者への本人通知制度と同時に、不正取得を防ぐための、事前登録型本人通知制度を京都市に求めている。これからも、地道な草の根活動に取り組んでいきたい」と挨拶しました。最後に大会決議が採択され、大会は終了しました。

続いて、午後7時から、市実行委員会の独自事業として「考えてみませんか?あなたの人権・わたしの人権」が開催され、弁護士であり、在特会らによる朝鮮学校襲撃事件裁判を支援する会(こるむ)共同代表の上瀧浩子さんが「裁かれたヘイトスピーチ」と題し講演を行いました。非常に直裁的な人権侵害行為であるヘイトスピーチの問題性と、それに対して裁判所がくだした判決の社会的意義について、学ぶ機会を持ちました。

 

なお、本大会に祝電を寄せていただいた方々は以下のとおりです。

民主党京都府連会長 衆議院議員 山井 和則

衆議院議員 前原誠司

衆議院議員 泉 ケンタ

参議院議員 福山 哲朗

公明党京都府本部代表 衆議院議員 竹内 譲

公明党京都市会議員団

民主都みらい京都市会議員 中野 洋一