三条まちづくりフェスタ2016 

ー21回を迎え盛大に開催−

 

 

 

 

 116日(日),湿っぽく感じる早朝から、ステージや屋台などの準備から始まった三条まちづくりフェスタも、今年で21回目を迎え、多くの参加者が来場しました。10時の開会では地元開睛小・中学校の児童生徒による開会宣言の後、三条まちづくり協議会座長の安田茂樹さんから「今年で第21回目を迎える三条まちづくりフェスタも多くのみなさんに支えられ,これまで続けることができました。よりよい街をめざして今後もみなさんのご支援とご協力お願いします」とあいさつしました。

開睛小・中学校吹奏楽部による演奏からステージ発表がはじまり、三条保育所 「忍者体操(ごろくまる)」演技や三条学童保育所「こちかぜキッズダンス」などが披露されました。その後京都大学ジャズ研究会 OFF−BEATによるジャズの発表があり、午後からは末松よしみつ「人権ふれあいコンサート&トーク」です。末松さんは,三条まちづくりフェスタのテーマソング「この街」を作詞作曲し毎年フェスタで歌い続けています。この歌には,「いろいろな問題があると思うがそれを乗越えて夢を実現させてほしい」とのメッセージが込められています。その後,日本畳楽器製造(演奏)やナガベンチ(パーカッション演奏)などがあり会場は大いに盛り上がりました。ステージの最後には恒例のカラオケ大会がおこなわれ、参加者も秋の日の一日多いに楽しみました。

 

 また,人権パネル展では沖縄の現状を知ってほしい。なぜ米軍基地が沖縄に集中的にあるのかなど国民一人ひとりが考えていかなければならない問題を投げかけてみました。パネルの内容は沖縄の歴史や第二次世界大戦の事実などです。1972年日本へ復帰しましたが米軍兵士による犯罪は後を絶たず現在も多く起こっています。20164月にもウオーキング中の20歳の女性が元海兵隊員に殺害されました。加えて戦闘機などの騒音は、域を超え人として暮らすのに適さないと司法も認めているところです。また,オスプレイ・ヘリパッドが建設される辺野古新基地にはジュゴンやサンゴの生息地で貴重な海洋生物の命を奪い,ヤンバルの森の生態系を破壊することは明らかです。もっと沖縄の現状を正しく知ることが沖縄の人々の人権を守ることになり私たちの人権も守られていくことになるのです。

 

 この沖縄の問題以外に「事前登録型本人通知制度」が京都市で取組まれています。この登録者数が本年10月末で1,859人と京都市民の0.13%にすぎない現状です。「事前登録型本人通知制度」の目的を周知することと登録者を増やすことを目的にパネルを展示しました。決して多くの関心を寄せられたとは言えませんが少なからずパネルに興味を持ってもらった市民も見受けられました。今後も継続した取り組みを行う決意です。

 ステージパネル以外では例年通り,京都市各局の協力を得て「水道の広場」「環境の広場」「消防の広場」などの啓発活動や大照学園による作品の販売や三条保育の保育士による子育て相談のブースを開催しました。