京都レインボーフェスティバルin久世2014 開催!

 

 

 

 

10月26日(日)、南区の久世ニューリバー公園を会場に『京都レインボーフェスティバルin久世2014』が開催されました。この催しは、同フェスティバル実行委員会が主催し、1984年(昭和59年)から始めた『久世夏祭り』を原点としていて、第1回夏祭りから数えると、今回で31回目の開催となります。

午前10時15分から、京都市消防音楽隊のオープニング演奏のあと、久世和太鼓倶楽部『白虎』のメンバーの子どもたちによる開会宣言で始まりました。開催セレモニーでは主催者である中尾実行委員長と久世桂川・新川の河川美化をすすめる会の中島会長の挨拶と国土交通省淀川河川事務所長をはじめとする来賓の方々の挨拶のあと、「河川美化宣言」を行ない河川美化の取組の大切さを訴えました。

開会セレモニー終了後、実行委員会の菱田事務局長から「久世の住環境と人権」をテーマに講演がありました。講演ではレインボーフェスティバルの会場である久世ニューリバー公園はかつて悪臭を放つどぶ川であったことを提起し、中尾実行委員長と中島会長の実体験を交え、戦後に新川の河川敷の劣悪な住環境の下に住まざるをえなかった人々がその住環境の改善に力を注いだこと、そしてその背景には差別からの解放を願う住民の思いがあったことの話がありました。

会場内の啓発コーナーでは劣悪な河川環境がどのように改善されたのかを分かりやすく伝えるために菱田事務局長の講演のテーマである「久世の住環境と人権」と「久世の新川・桂川の移りかわり」のパネル展示を行いました。また、京都市南部まち美化事務所の協力を得て子どもたちにも分かりやすくゲームやクイズを通して環境啓発を行いました。さらに、京都市南消防署から防災啓発や起震車による地震体験もありました。その他、実行委員会として地元野菜や米の即売、模擬店も出店しました。

屋外特設ステージでは、京都学生祭典のメンバーによる京炎ふりそでの披露や久世を活動の拠点にしているちびっこチアリーディング、地元歌手の歌謡ショーのあと、ステージの最後は毎年恒例となった、久世文化振興会和太鼓倶楽部「白虎」による和太鼓演奏と踊りで締めくくりました。

今後とも、「レインボーフェスティバル」が世代、性別、町内外を超え多くの方が集い語り合える場とし、その中であらゆる立場の人々が互いに理解し認め合える「虹の架け橋」(=レインボー)となることを願っています。