東本願寺で狭山50年パネル展開催中です!

 

 

 

 

 

東本願寺 参拝接待所ギャラリーにて、狭山50年パネル展が開催されています。

 

@東本願寺参拝接待所ギャラリー

 期 間  20131026日〜114

 時 間  午前9時〜午後4

 

 

ぜひ足をお運び下さい。

なお、展示は重要部分が10枚地下にもあります。お見逃しなく!

 

 

開催にあたって
冤罪 狭山事件50年のあゆみ−再審の扉を開くために− パネル展
 今年は、狭山事件が発生してから50年の年に当たります。
狭山事件とは1963年、埼玉県狭山市で女子高校生が誘拐され、遺体で見つかっ
た事件です。被差別部落の出身だった石川一雄さんが逮捕され、一審で死刑、二審
で無期懲役の判決を受けましたが、冤罪として再審を求める活動が続いています。
 真宗大谷派では、狭山裁判の経過の中で、1977年8月最高裁が事実審理を行
なうことなく上告を棄却したことに対し、宗務総長名で「再審を含むあらゆる手段
をもって要求貫徹のために連帯して行動する」と声明を発表しました。さらに、無
罪判決を求める署名、公正裁判を求める署名、「狭山事件の再審を求める新100 万
人署名」等に協力して取り組んできました。1982年からは「同和問題に取り組
む宗教教団連帯会議」の活動を通して、現地調査学習会に参加して狭山事件の現地
に学びました。長期の拘留の末に強要された自白の矛盾や、部落差別に基づく見込
み捜査の実態を現地に学び、1994年12月に仮釈放となった後は石川一雄さ
んを招いて開かれる「狭山事件の再審を求める中央集会」等に参加して、再審開始
に向けた石川一雄さんの決意をお聞きし、共なる歩みを続けてまいりました。
 石川一雄さんが別件逮捕されてからすでに50年が経過しています。今回、「冤
罪 狭山事件50 年のあゆみ−再審の扉を開くために−」 パネル展を開催し、事件
と裁判、再審に向けた運動に関する資料を共に学ぶなかで、本裁判の再審を求める
石川一雄さんの無実を明かにするために、そして半世紀にもわたった冤罪をもう
二度と繰り返すことを許さないために、狭山の運動に連帯を続けていかねばなり
ません。
2013年10月26日
真宗大谷派宗務総長 里雄 康意