第45回きたけん学習会

千本の将来ビジョンを共有

 

 

第45回きたけん学習会を119日(水)北いきセンで実施しました。

きたけん学習会は、同和問題等の差別問題をはじめとした様々な人権に関わる問題について、市民の理解を深めることを目的に実施している学習会で,今回は、千本のまちづくりについての特別報告としてまちづくりコーディネーターの小倉睦先生(Parallel Square Design Office代表)に報告してもらいました。まちづくりの報告からは、じうんのこれまでの活動や京都市が示したストック活用計画に基づいて団地再生の進め方や、それに伴うにぎわい空間をどのように活用していくかなど、千本地域の将来のビジョンを住環境、福祉、教育の観点から考えていく必要があるとこれからのまちづくりの課題を話してもらいました。

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その後「子供の貧困〜困難を抱えた子供たちへのケア的な関わり〜」と題して(佛教大学社会福祉学部社会福祉学科教授)岡崎 祐司氏に困難を抱える子供たちに地域や社会福祉、行政がどのようなケアができ、何を求められているかについて、講演会を実施しました。

岡崎氏からは子供の貧困は、親の貧困から来ている、ワーキングプアやひとり親などさまざまな要因から子供の貧困が来ていること。また、日本において税金や社会保険料など納めていても生活を改善するリターンがほとんどないことや、教育・社会福祉・医療など多様なアプローチを行う連携システムの構築が重要な課題でそれに伴う教員などの専門職を孤立させないことも重要と話され参加者の方に理解を深めていただくことができました。

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