三条まちづくりフェスタ2014 開催

 

 

 

 

 

 今年で20回を迎える三条まちづくりフェスタ2014(以下フェスタ)が2014112日(日)、毎年若松通りにステージを設置していましたが、残念な雨のため元有済小学校体育館で行われました。

 このフェスタは、1993年、東三条の地域に路上駐車してあった車5台に差別落書き されたことをきっかけに、翌年から開催されてきました。その当時、東三条地域の環境改善事業はほぼ完了したと京都市は宣言していたにも関わらず、残念ながら差別事件が起こったのです。この 事件は、同和対策事業が貧困対策に終始することで「部落の人間に車なんて贅沢だ」という考え方が背景にあり、地区内に駐車場整備がおこなわれなかったことに帰因します。また、同和対策事業の意義・目的が 、京都市民へ周知されてこなかったことも問題であったことを明らかにしました。

 この事件をきっかけとして、三条まちづくり協議会を組織し「ふるさとを誇れる街」にしたいと活動をおこなってきました。その象徴的活動として三条まちづくりフェスタを実施し、住民相互の交流と周辺の住民も含めた交流をめざして取り組んできました。

 当日は、模擬店とステージ発表をおこないました。ステージは開晴中学校吹奏楽部による演奏で開会しました。次に三条保育所の保育士による「おもちゃのチャチャチャ」の歌とダンス、三条学童保育所児童による「こちかぜキッズダンス」の披露の後、東山開晴館(開晴小・中学校)PTAによる和太鼓の演奏など盛りだくさんの歌やダンスが披露されました。中でも三条まちづくりフェスタのイメージソングを作詞作曲された、シンガーソングライターの末松よしみつさんの「人権ふれあいコンサート&トーク」は 、会場を大いに盛り上げていただきました。

 模擬店でも雨に降られましたが、「うどん・串カツ・やきそば・おでん・フランクフルトに飲物」などを食べながらお互いの近況を語り合う場面もあり、住民相互の交流がすすめられたと思います。

 近年参加者は、ある程度固定化され、参加者の広がりに少し陰りがみられることを感じます。より多くの人々に参加をしていただき、ますますの交流を促すために、更なる内容の充実と実行委員会の体制をより強固にすることが重要だと感じます。

 来年こそはさらに一歩前進した取り組みとなるよう、今から努力していきたいと三条まちづくり協議会役員一同決意しています。