第42回きたけん学習会を開催

 

 

 

去る10月23日(水)、北いきいき市民活動センターにて「第42回きたけん学習会」を行いました。

今回は、昨年50周年を迎えた部落解放同盟千本支部を、設立当初から支えていただいている松井珍男子さん(公益財団法人朝田教育財団理事長)と狭山事件の当事者である石川一雄さんと安田聡さん(部落解放同盟中央本部狭山事務局)をお招きし、ご講演いただきました。

松井さんには、昨年の千本支部再建50周年にちなみ、昔の千本部落の様子やこれまでの運動での仲間の話、また、地域を巻き込み、部落解放のまちづくりを進めようという思いで始まった「きたけん」の話など、これまでの50年を振り返ってのお話をいただきました。

 

 

また、現在、千本では高齢化が進んでいるが、これまで培ってきた経験を生かし、これからも地域ぐるみのまちづくりで千本が発展することを期待していると激励いただきました。

石川さんには、「狭山事件・冤罪を叫びつづけて50年」と題して講演いただきました。事件が発生し、家族をかばうために捕まった時の思いにはじまり、冤罪を証明、再審を実現するための現在の活動や苦労についてお話いただきました。

 

安田さんには、当時の警察による取り調べの様子や、提出された証拠のずさんさ、そして、新聞で石川さんの住む被差別部落に対した差別意識をあおる記事が出されたことなど冤罪が引き起こされた当時の社会的背景についてもお話いただきました。

また、狭山事件50年パネル展として会場にパネルを並べ参加していただいた皆様にもこの50年間の活動の様子を写真でごらん頂きました。