リベレーションフェスタ2022 

晴天のもと、3年ぶりの開催

  

925日(日)京都市下京区の梅小路公園中央広場で、リベレーションフェスタ2022が、台風一過秋晴れのもと、3年ぶりに開催され、31回目をかぞえました。コロナ禍の影響が完全には払しょくされない状況で、時間を短縮し、はじめてWebでの同時中継も試みました。

冒頭、村上光幸実行委員長は、「ロシア侵攻によるウクライナでの戦争、環境破壊や想像を絶する自然災害など、今日ほど『人権・環境・平和』のスローガンが切実に求められる時代はありません。地球上に生きる全ての人々が手を携え、交流できる社会をめざし、私たちのリベレーションフェスタがそのきっかけになることを願っています」と挨拶しました。来賓からは、木下松二京都市協議長が、「過去の悲劇を繰り返さないためにも戦争に反対し、多様な人々が共に生きることのできる社会をつくっていきたい」と挨拶、また京都府連からは宮崎茂副委員長が3年ぶりの開催となった苦労を労うお言葉。また京都市古川真文文化市民局長から水平社100周年の記念の年での開催に祝辞をいただきました。

 

 

 

 

 

 

ステージでは、吉祥院子ども六斎、久世和太鼓「白虎」が伝統の芸能を引き継いで、熱演を繰り広げ、FDFダンスチームは34名の子どもたちが元気いっぱいに踊り、盛り上げてくれました。Swing Masaのサキソフォン演奏によるジャズの調べは、平和への祈りとなって響き、その音色に呼応するように飛び入りで、京都府連女性部有志が「竹田の子守唄」の合唱を披露しました。

人権パネルコーナーでは、水平社創立100年にちなみ創立に至る社会的背景を伝えるパネルを展示。また同時に、満蒙開拓から集団自決に至った戦時中の悲劇を紙芝居として作成した展示もおこないました。京都市環境政策局のテントでは、ごみの分別やエコ啓発をわかりやすく、ゲーム等を通して伝えるコーナーを設置。また水道局はミストによる涼しさを会場に送りながら、水の大切さを伝えていました。野菜販売コーナーでは新鮮で珍しい野菜が並びました。

実行委員によるそばめし、フランクフルト、かき氷、ジュース等の定番模擬店も暑さの中盛況で、市協女性部は枝豆を担当しながら、来場者と交流を深めていました。

閉会式では、古谷宏副実行委員長が、「短縮時間での開催となったが、多くの共闘する仲間や、関係団体の皆様のおかげで、無事に終えることができた。コロナ感染症がおさまり、来年は通常の開催ができるように願っている」と挨拶し、次回への抱負を全員で共有しつつフェスタ2022は終了しました。